さて、タイトルにもある様に最近のコルムナは親指を打ち込むためではなく、アルペジオのためのコルムナです(1~)。
一体何のことか面食らう読者もいるかも知れませんが、この力を抜いて親指を打ち込むことなしにアルペジオ上達もまたあり得ません。中には親指を打ち込まなくても私はアルペジオは得意だと言う読者もいるかも知れませんが、そう言う人は自分では気付かないだけで無意識の内に親指を打ち込むかの如き弾き方になっているはずです。
それでも、いや私は絶対にそんな親指の弾き方はしていないけれどアルペジオには不自由していないと言う人がいれば、それは親指は打ち込んではいないけれども右腕の軸がぶれていない人でしょう。
そもそも『親指を打ち込むことによって右手腕のグラつきがなくなり ⇒ imaもグラつかずその独立性を増し ⇒ アルペジオも上達する』と言うのがこのところのコルムナの概略です。もし、読者の中に親指を打ち込まなくても右手腕がぶれないで私はアルペジオが弾けていると言う人がいれば、そう言う人は親指にこの打ち込む感じの弾き方を加味すれば、アルペジオはもっと音量を増し、もっと上手くなります。
バッティングも突っ張りも空手チョップもサ-ブもスマッシュも何でも踏み込まなければ小手先です。技は利きません。ギタ-も同じです。アルペジオも親指を踏み込まなければ技(ima)は利きません。
アルペジオはimaの技のことだと思っている読者の皆さん。小手先ならぬ、指先(ima)だけの技なら利かないのがむしろ当たり前です。
アルペジオは親指(p)です。先週まで述べてきた様に、力を使わず、遠心力で踏み込んで初めてimaの技も活きて来ます。
来週からはいよいよimaを加えましょう。それまでに親指を打ち込む練習をしておいて下さい。
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