新婚旅行中コメント&メールいただいた皆さん、有難うございました。またスペイン週間コルムナ&スペインギター週間コルムナ共々再開します。
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32年前の学生時分と21年前日本人団体旅行の添乗員として訪れたスペイン北部ガリシア地方のサンティアゴ・デ・コンポステ-ラ市を新婚旅行で訪れました。
ここにサンティアゴの墓があるなど全くのでっち上げ。理由は①当時(墓が発見されたとされる9世紀初頭)はヨーロッパ全体が新興勢力イスラムに脅かされていた時代背景があり、意気高揚のための大義名分が欲しかった。それには奇跡にまつわる巡礼地を捏造するのが一番。②巡礼者がそのまま兵隊になってくれる(スペイン南部の対イスラム教徒)。③宿場町が潤う。
とは、仕事の後個人的に言ってくれた21年前の現地在住スペイン人ガイドの説明でした。結局21世紀の今に至るまで巡礼産業丸出しな訳です。
この誰の墓か分からない墓のある寺院の横の5星Paradorで昼食。Paradorとは観光立国スペインの各地の名所旧跡を利用した国営ホテルで各地にあります。お城ならいいのですが、ここは元修道院兼病院。約500年前のスペイン国王がはるばるヨーロッパ各地から訪れた巡礼者のために設立したと言えば聴こえはいいのですが、要するに巡礼産業を守る一環だったことは明らかでしょう。
昼食後、このParador内を見学しました。かなりの広さです。迷いそうになったその時、迷ったついでに臨終の近い重篤な患者が収容されていたと言う石造りの一室に入りました。そこに何と20世紀最高のクラシックギタリスト、アンドレス・セゴビアの写真が・・・(続く)。
2011-05-23
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