2008-03-10

283 しっかり踏み込む優先順位のpでアルペジオの独立性 11-03-2008(火)

 コルムナ276~282とアルペジオの各指の独立性についてあれこれ書いて来ましたが、要するにアルペジオでは誰も注目しないpをしっかり踏み込むことによって手腕の軸が安定し、imaも自然に力が抜けて、自ずと独立性を増す、と先週まで散々コルムナして来たことが本当かどうか、今週からはそれを実際にやってみましょう。
 その前に、アルペジオでimaが上手く行かないのはima自体ではなく、手腕の軸がぶれていることが根本原因だと言うことを再度認識しながら・・・。
 まずはpをしっかり踏み込んでみましょう。とは言え、これは何か分かった様で今一釈然としない表現です。
 “しっかり”踏み込むとは決して力を込めてと言う意味ではありません。またバッティングの例えに戻りましょう(同280&281)。野球に興味のない人でも、バッタ-がピッチャ-に向かう足をバットのスイングに合わせて踏み込む時、力任せに踏み込んでなどいないこと位分かるでしょう。もっとも、バットを振る以上“軽く”踏み込んでいる訳でもないのでしょうが、“しっかり”踏み込んでいることは確かでしょう、力を抜いて!?
 同様にimaが今一の読者はimaばかりに気を取られてpを余りにも“軽く”踏み込んではいないでしょうか? だからimaがビシッとしないのです。今日からアルペジオのpは“軽く”ではなく“しっかり”踏み込んでみて下さい。確実に何かが変わって来るはずです。
 来週までに“しっかり、しかし、力を抜いて” pをしっかりどっしり踏み込むことを練習してみて下さい。これがアルペジオの優先順位です(同282)。

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