pをしっかりどっしり、力を抜いて踏み込む・・・(先週のコルムナ)。やってみましたか? やってはみたでしょうが、出来ましたか?
出来ましたかと言われても、これはただ外見のフォ-ムではなく、踏み込んだ時の感触の話ですので、本人しか分からないことでもあります。踏み込んでも今一釈然としない人は出来てはいないのでしょう、おそらく。
野球の右バッタ-の場合を考えてみましょう。バットをスイングするに合わせて左足を踏み込みます。踏み込みますが、踏み込むと言っても足首から先の左足だけではありません。左脚全体、そして、体全体の体重を乗せて踏み込むからこそ球に体全体の力が伝わります、力を込めずに!?
結局懸案のアルペジオのpも、その他右手左手の指の様々な技巧も、上手い人は皆、この理想的なバッティングの如く、力を使わずに最大の力を弦に伝達しているのです。
先日ある読者から親指(p)のどこに弦が当たればいいかとの質問がありましたが、pだけ気にしていると、あたかもバッティングで足首から先の左足だけ踏み込む様なものです。こんな足先だけの踏み込みでは体の軸がぶれて安定せず強打など不可能ですし、同様に、親指先の小手先だけの踏み込みでは蚊の鳴く様な釈然としない音しか出ないのはむしろ当たり前です。
足⇒脚⇒体全体。親指だけ踏み込むのはこの第一段階の足だけで終わる様なものです。手首⇒腕(!?)も一緒に踏み込んでみましょう。imaも必ず良くなります。
2008-03-17
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