288 これが分かればギタ－人生が変わる!? 指遊びでｐを踏み込む感触はアルペジオ(２) 22－04－2008(火)

　先週からアルペジオ上達のために力を抜いて右手親指を踏み込むコツの体験を試みています。まず、後半の三段落を復習して下さい(先週のコルムナ)。この面白くも何ともないことをやってみましたか? 言い忘れましたが、これはあくまで右手と左手だけの言わば指遊びで、ギタ－は取り敢えず横に置いておきます。また、ギタ－だけ弾いている内は気付かないこともあるもんだ、ギタ－を横に置いてこそ気付くこともあるもんだと言うことを読者各自に気付いていただきます。
　それでは先週書いた様に、目の前に鳥の口ばしの如く構えた左手の人差し指と中指の間に右手のｉｍａch４本の指総てを軽く置き、右手の親指の腹で左手の人差し指付け根側面を、あたかも弦を弾く如く弾いてみましょう(先週のコルムナ後半を良く読んで下さい)。
　面白くも何ともありませんが、まず、ここで大切なことは、あたかも弦を弾く如く右手親指の腹の当っている左手人差し指付け根に感じる力の分だけ弦にも力が伝わっていると言う事実です。そうですね?
　これを意識しながら、右手親指で左手人差し指付け根を弾き続けて下さい。そして、左手人差し指付け根に感じる力の分だけ弦にも力が伝わっている訳ですから、左手人差し指付け根にどれだけの力を感じるかを十分意識しながら弾き続けてみましょう。
　どれ位の力を左手人差し指付け根に感じますか? 結構弱いのではありませんか? だったら読者の親指から出る音が小さいのは当たり前です。
　こう言う時、もっと音を大きく、とギタ－教室の先生に言われそうですね? だったら、もっと大きな音が出る様に親指で弾いてみて下さい。やってみましょう。
　大きい音を意識して弾いた今度は左手人差し指付け根に感じる力も大きくなりましたか? なりませんね? これは予想外ではありませんか? ここが肝心なのです(続く)。