いつも買う85セント(0.85ユ-ロ)だったスペイン米1Kgが先週ス-パ-に行ったら1.05ユ-ロ!? 何じゃ、この値上がりは!?
世界的な物価の高騰はスペインも例外ではなく、米に限らずほとんどの商品はこんな感じだ(コルムナ299)。当然飲食店も右に倣えで、いつもの立ち飲みカフェで2.70ユ-ロのコ-ヒ-とベ-コンサンドが先週から一気に3.20ユ-ロ。朝飯に約500円は高い。次からコ-ヒ-とフツ-のト-スト(1.70ユ-ロ=270円)にしよっ~と。
日本も何でも値上がりで大変なことになっているらしいが、日本人は原価が10円上がれば申し訳なさそうに10円上乗せするが、スペイン人は迷わず15円値上げする国民性が堪らない。正に総てにおいて一歩引く国民性と一歩出る国民性の違いが如実に表れて奥ゆかしい。
そう言えば総選挙期間中に与党となった社会党が選挙後には物価上昇は一段落するとか演説していたが(同301&302&305&309)、舌の根も乾かぬ内がチャンスとばかりに選挙後も物価上昇は更に加速し、不動産バブル崩壊に伴いグラナダ県だけでも今年に入って15000人の土木関連産業の失業者(昨日の新聞)。当然政府は国庫から失業保険を支払わなければならない。そして、スペインは合計50県・・・。
しかし、極めて忘れ易い国民性も手伝って誰も『選挙後に物価上昇は一段落するんじゃなかったのか!!』と野党も国民も誰も何も言わないのだから、これまた奥ゆかしい。
真の知恵は必ず柔和を伴う。-----或る昔の偉い人
今回の世界的な物価急上昇は極めて頭のいい一握りの連中が世界規模で仕掛ている様な予感がしますね。おかげで世界中の多くの人が銭(名古屋人は未だにこう言う)のスタンピ-ト大会に出場を余儀なくされている気がします。スタンピ-トとはアフリカやアメリカの大草原で群れの一頭が走り出すと、残りの動物総てが訳もなく、行き先も知らずに暴走し、最後は皆滝壷に落ちて溺れ死ぬと言うあれです。
金銭社会でも暴走して溺死しない秘訣は何でしょう? 連られて一緒に走り出さないことですよ。もちろん、高い物価をかい潜って買物をして生きて行かなければならないのは誰も皆同じことですが、暴走するしないでは大きな違いです。そして、暴走にブレ-キを掛け得るのが柔和を伴う知恵かも知れません。
読者の皆さん、今週も騒がず溺れず、知恵と柔和で買物してみましょう。
2008-04-07
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