新婚旅行から戻ったグラナダに、先週先輩の吉川二郎さんがやって来て、その辺でコンサートして帰って行きました。
滞在中故マヌエル・カーノ先生の息子、午前中医者で昼からギタリストのホセ・マヌエル・カーノを交えて皆で夕食。先週先々週とコルムナした20世紀最高のクラシックギタリスト、アンドレス・セゴビアについて、筆者が訊きもしないのに面白いことを言っていましたのでご紹介しましょう。
アンドレス・セゴビアもぺぺ・ロメロもフラメンコギター的なタッチだそうです。
どうも日本のクラシックギター業界はきれいな音のためにはタッチは弱い方がいいみたいなタッチの弱い、音の小さな一般愛好家が多過ぎます(もちろんプロは音はでかい)。これではせっかく高価なギターを弾いても、大枚はたいて買ったベンツを市内40kmで安全運転するみたいなものです。
失敗を恐れず、もっとダイナミックにアンドレス・セゴビアやぺぺ・ロメロ(元々フラメンコギター出身:なるほどフラメンコも弾ける筈です)の様な大きな音で弾けばいいんですよ、アンドレス・セゴビアやぺぺ・ロメロの様に力を抜いて!?
故マヌエル・カーノ先生は1959年アンドレス・セゴビアと会い、独奏フラメンコギターで頑張る様に言われたそうです。この時の記念写真は先生のお宅のサロンに今でも飾ってあります。
2011-06-06
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