筆者の地元グラナダのサッカーチームは万年2リーグB。1リーグ>2リーグA>2リーグBの順ですから、実質3リーグの地方リーグ。しかも財政難でチーム消滅も公然と囁かれたのがまるで嘘の様に昨年2リーグBから2リーグAに昇格。
今年2リーグA初年を3位で終え(1&2位は自動昇格)、4位チームとホーム・アウェイで1リーグ昇格決定戦2連戦。水曜日グラナダ市スタジアムでの第1戦は0-0で引き分け、先週土曜日相手チームの本拠地での第2戦は21:00キックオフ。
グラナダが前半29分先制。対戦相手のElche(エルチェ)は36分ゴールと思いきやオフサイドですぐ審判が取り消し。ところが、ビデオではミスジャッジ。その後Elcheは後半81分遂に1点返すも、試合はこのまま1-1で終了。アウェイでの得点が2点と見なされるルールでグラナダが勝ち、2年連続の昇格で35年ぶりに1リーグへ。
興奮し過ぎて試合終了前に退場となったグラナダの監督はロッカールームで跪いて祈っていたとか!? 苦しい時だけの神頼みは万国共通の心理らしいですね。
ところが、収まらないのはミスジャッジでこれまた20何年ぶりの1リーグ復帰を阻まれたElche。勝敗のみならず、1リーグと2リーグではテレビ放映料など経済面でも雲泥の差。試合終了と同時にファンがグラナダの選手を殴って蹴って唾を吐き掛け様とグランドに乱入。グラナダの監督選手達は機動隊に守られながらも喜びの退場。
人に思慮があれば怒りを遅くする。その人の光栄はそむきを赦すことである。-----或る昔の偉い人
と言う訳で、来シーズン(とは言え例年通りなら8月末)からグラナダCF(Culb de Futbol)は何と畏れ多くもReal MadridやBarcelonaと同じスペイン1部リーグで戦うことになりました。Real MadridやBarcelonaがグラナダにやって来ます。熱心なファンなら日本からも観に来そうですね。まずはこてんぱんにやられなければ善しとしましょう。
結果はともかく、青少年に悪影響ではなく、夢を与える様な試合をしてもらいたいものです。
2011-06-20
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