2011-06-06

473 新婚旅行で命と自由 07-06-2011(火)

 昔からの読者はご存知かも知れませんが、筆者は中南米の街の孤児救済機関Vida y Libertad(命と自由:日本語訳)に長年毎月寄付して来ました。電話で時折所長さんや事務所の皆さんと話しますが、まだ行ったことはありませんでしたので、新婚旅行で初めてBarcelonaの事務所を訪ねることにしました。
 所長のFrancisco Javierさん(2段目左&3段目が奥さんのMarlenさん)は筆者と同い年と知っていましたが、かなりハゲているのはこちらの人でこの歳ならまあ当り前。
 所長とは言え利益度外視の弱者救済財団(2010年からカタルーニャ地方自治政府公認財団に昇格)。家族を養うための仕事は何と警察官。日中の財団オフィスは奥さんとボランティアのおばはん2人。筆者はそれまで公務員としか聞いていませんでしたので、警察官とは一瞬びっくりしましたが、法科を専攻して、本当は弁護士になりたかったそうです。
 最近非番の時には高齢のお父さんを病院に連れて行くことも多いそうです。こうした家族の問題は世界共通ですね。 

 正しい人は人に与えて惜しまない。-----或る昔の偉い人

 やはり人に与えて惜しまない高潔な人柄でしょうか、新婚旅行の筆者と嫁はんを無理して結構いいレストランンに招待してくれました。無理してと言うのは感じましたので、筆者も早速5月末の寄付はいつもの2倍しておきました。こう言うお互いの誠意に基づいたもらったらお返しなら人生大いに結構じゃないですか。
 その他色々話を聞きましたが、筆者がこの10年間寄付して来た甲斐があったことを身をもって証明してくれた所長さんの人柄でもありました。

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