2012-05-21

521 15年ぶり発覚戦慄のミスジャッジ 22-05-2012(火)

先週の金曜日、街で夫婦二人連れに声を掛けられました。筆者がサッパリ誰か分からずにいると、昔毎日の様に行っていた定食屋のウェイターと奥さんでした。もっとも当時とは打って変わって前頭部がズル剥けていましたので、確かにあれでとっさの判断は無理です。
156年前彼女を腹ませて(言語学的には腹膨らませての略か?)結婚したのは知っていましたが、今ではグラナダ市郊外で自分のレストランを経営しているそうです。
ところが、久しぶりに日曜日に行った定食屋の息子の話によれば、2人の子供を奥さんに明け渡して23年前に離婚。財産分配など後始末の離婚調停も終わり、筆者が金曜日に会ったのは奥さんではなく、ブラジル人の新しい彼女とのこと!?
いい奴でしたが、離婚に終わったと言うことはミスジャッジ夫婦だったのでしょう。サッカーの大一番でミスジャッジを連発する離婚率65部の離婚大国スペインですから、こんな話はまとめて粗大生ゴミで捨てるほどあるはずです。

 塔を築こうとする時、まず座って完成に十分な金があるかどうかその費用を計算しない者がいるでしょうか。基礎を築いただけで完成出来なければ、見ていた人は皆嘲笑って『この人は建て始めはしたものの完成出来なかった。』と言うでしょう。-----或る昔の偉い人

しかも、ブラジル人の新しい彼女はブラジルへ行こ~と口説いているとは定食屋の息子の話。確かに不景気で仕事のないスペイン人がかなりブラジルに渡っているご時勢なのですが、オリンピックにサッカーワールドカップでにわか景気のブラジルに目移りすれば、その分後が怖いのは目に見えています。目に見えていなければまた飛んで火に入るミスジャッジの連発にもなりかねません。
人生はある意味ミスジャッジを犯して、それを修正克服することの積み重ねと言えなくもないでしょうが、しかし、後から修正の利かないミスジャッジを犯す位なら鳴くまで待とうホトトギスでしょうね。急いてはことを仕損じます。ましてや、愛情と発情期の区別が付かないなど、まず座って完成に十分な金があるかどうかの費用の計算を度外視して塔を築く様なものですから、そりゃ塔は未完成で崩れる方が自然の成り行きなのです。
残念ながら15年と言う歳月と、母子家庭の子供二人がそれを証明したことになります。

0 件のコメント: