2008-03-24

285 親指⇒手首⇒腕、と言われても 25-03-2008(火)

 先週は「親指⇒手首⇒腕」と踏み込むと書きましたが、これはアルペジオについてのコルムナです。とてもそうは見えませんが、親指(p)をしっかり踏み込まずしてimaの独立性も、アルペジオの上達もまたまたあり得ません。そして、親指をしっかり踏み込むとは親指だけではなく「親指⇒手首⇒腕」だと言うことです。
 選抜甲子園大会が始まりましたが、打者は皆ピッチャ-に向かう足を上げ気味にして構え、打つ際に踏み込みます。そんなこと当たり前ですが、実はギタ-における右手も同じなのです。バッタ-がバットだけで球を打つのではない様に、ギタ-もimaだけではないのです。バッタ-が球を打つ時に踏み込むからこそバットのスイングに威力が増す様に、親指の踏み込みがあって初めて、アルペジオに限らずimaの技が活きて来ます。
 相撲も同じです。一歩踏み込むからこそ押し出しに上手投げなのです。腕力だけではありません。こう考えてみると、スポ-ツはみな同じです。一歩踏み込むことによって足腰が安定するから技が利きます。パンチ、蹴り、スマッシュ、スパイク・・・。それならアルペジオも同じです。人間の目はどうしても華麗なimaに行ってしまいますが、pを踏み込むことなくしてアルペジオもまた華麗ではあり得ないのです。
とは言われても、pを踏み込む際、動いているのはどう見てもpだけ!? これに腕全体の体重をかけるとは一体どう言うことなのでしょう? 

0 件のコメント: