2008-04-28

288 これが分かればギタ-人生が変わる!? 指遊びでpを踏み込む感触はアルペジオ(3) 29-04-2008(火)

 親指の音が小さい、もっと大きく、と言われて親指に力を込めても以外や音は大きくなりません(先週のコルムナ)。左手人差し指付け根に感じる右手親指の当る感触は大きくなるどころか力を加える前と全く同じと言ってもいい程ほとんど変わりませんね(初めての読者は先々週から、出来れば同278から読み返してから先に進んで下さい)?
 これなら実際ギタ-を手にして弦を親指で弾いても大した音は出ないのも道理です。つまり、このところのコルムナでギタ-を横に置いて、この一見他愛もない指遊びをしたことで、親指の音が小さいからと言って親指に力を込めても音はさっぱり大きくならず、それどころか、右腕の筋肉が急速に疲れて来るだけで、何も得るところがないことを体験出来ただけでも大きな収穫です。
 そして、親指の音が大きくないと言うことは親指がしっかり踏み込めていない訳ですから(同281~287)、いつまで経ってもimaがグラつき、懸案のアルペジオも上達しないと言う連鎖反応になります。
 最近のコルムナは親指ではなくアルペジオのコルムナであり、アルペジオ上達のためにはimaの独立性、imaの独立性のためには右手腕がグラつかないことであり、親指を力を抜いてしっかり打ち込めば(右バッタ-がバッティングの瞬間に左足を踏み出すことによって足腰が安定し、腕力だけではなく体全体のエネルギ-がボ-ルに伝わる様に・・・同283~285)、右手腕が安定し、imaも無意識の内にグラつかない様になり、無意識の内にimaの独立性が養われ、アルペジオが無意識の内に上達します。
 pimaの4本の指でアルペジオを奏でるなら、一体誰がpに注目するでしょう? 皆imaを肉体的に鍛え様とします。しかし、逆です。極端な話、pさえ力を抜いてしっかり踏み込めば、アルペジオの基礎は出来た様なものです。
 さて、ここまでで理屈は分かったとしても、この指遊びを続ける以上何をどうし様が左手人差し指付け根に当る右手親指の力は変わりそうもありません。やってみた読者は先週一週間で嫌と言うほど分かったはずです。これでは右手親指を踏み込んで、右手腕が安定し、その結果imaも良くなり、遂にアルペジオも上手くなるなど程遠い話です。どうすればいいのでしょう?
 来週はちょっとしたコツで左手人差し指付け根に当る右手親指の力を倍増してしっかり踏み込んでみます。これで多くの人のギタ-人生は開眼します(続く)。
 なお、先週やっとギタ-のサイトを再開しました。今流行りの中国製スペインギタ-についてもしっかり書いていますのでお読み下さい(Topペ-ジギタ-の絵をclik)。

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