2012-04-09

516 金くれや!? 10-04-2012(火)

先日シリアのヨルダンに行った日本人旅行者から聞いた話。どこに行っても地元の人間が大勢One Dollar(ワンダラー)と言って物を売り付けて来るそうです。終いには日本人皆でここはワンダラーランドかと言っていたそうです。
 そう言えばこれは14、5年前に聞いた似た様な話ですが、インドネシアでは『シェン円、シェン円』と日本語で(!?)売りに来るそうです。
 そしてこれは7、8年前中国に団体で行ったおばはんから聞いた話ですが、中国人は金をもらうまで引き下がらず、ニタニタ笑って付いて来るそうです。
 いや~、どこもろくな奴はいないですね。見かけや文化や宗教は違えど第三世界の構図、いえ、性根は皆一緒です。性根が一緒なら実が同じなのもまた当り前。
 ま、それを国ぐるみでやって国ごとコケたのがギリシャな訳ですから、さすがにクサってもEUはスケールが違います。

 貧しくても誠実に歩む者は、富んでいても曲がった道を歩む者に勝る。----或る昔の偉い人

 そう言えば昔日本にもさもしい浪人さもじろうなんつうのがいましたっけね。
 それにOne Dollar(ワンダラー)どころか、日本にも『百円もろた~、百円もろた~』と歌って踊っていたおかしなお兄さんもいましたよね。あれは昭和40年代前半でしょうが、当時100円にも結構価値があったのかも知れません。
 何が売れるか・・・。物を金に替えるだけの目的ならこの発想になりますが、例え大した金にならなくても、何を売りたいか・・・の発想の方がより真実です。より真実ならより誠実です。そして、より誠実であればバカを見て貧しくなります・・・かね? ま、下手して第三世界人間に身を落とすよりはいいじゃないですか。

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