2012-04-23

492 ギターは足で弾くアンドレス・セゴビア(4) 24-04-2011(火)

いくら足がメトロノームとは言え、足だけリズムに乗ると言うことはあり得ません。体全体がリズム、そして、曲想に乗ってこそ足も勝手に動くと言うものです。
それでは今週はフラメンコギターリストの真似をして、読者もギターを弾きながら足が勝手に動く感触を養ってみましょう。
3/4のワルツなら、頭のアクセントの一泊目に足を踏みます(右足左足どっちでも良い)。つまり、○××(強弱弱)。足だけでなく、体全体が3拍子に乗る感触を模索して下さい。
同じ3/4のワルツを×○○(強弱弱)と踏みます。とは逆にアクセントのある一泊目は足を上げて、アクセントが無い2泊目3泊目を軽く踏む訳です。リズムを鍛えると思ってやってみましょう。これはこじ付けではなく、フラメンコではブレリアスと言う形式で見られる足の踏み方です。
3/4のワルツですから、手っ取り早いところで禁じられた遊びで足を踏んでみましょう。もちろん、×○○(強弱弱)の方が難しいはずです。
いずれにせよ、曲想に乗れば乗るほど手も足も楽になりますから、意識して足を踏まないことです(と言われても難しい!?)。そうすれば天下のアンドレス・セゴビアの言った上手く弾けるなら足で弾いても良いの意味を少しは体感出来るかも知れません。
とまあ、こんな意味じゃないかと筆者は思いながら4週に渡って書いてきましたが、読者ならこの20世紀最高のクラシックギタリストのことばをどう取るでしょう?

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