2012-10-16

525 シべレスよお前もか 16-10-2012(火)  

 筆者はギターは元より付属品に至るまで徹底的にスペイン製に拘ります。
 もちろんギターケースもですが、日本語情報センターに置いてあるスペイン製ギターケースは飼い猫7匹に爪を研ぎ澄まされて相当数は売り物にならない!?
 この傷だらけのスペイン製ギターケースにギターを入れて先日Antonio Raya Pardo(アントニオ・ラジャ・パルド)氏に修理を依頼しました。数日後電話があり、地元有名フラメンコギタリストのLuis Mariano(ルイス・マリアーノ)がお前の猫の爪痕だらけのギターケースをえらく気に入って自分のと交換して欲しい言うとるけど、どや?
 ギターの話かと思ったら、筆者は一瞬耳を疑いましたが、確かにフラメンコやってる連中は変わり者が多いのですぐに納得しました。それに、どんなボロケースでもあれよりはマシだと咄嗟の判断も迷わず働きました。
 ところが、翌日Antonio Raya Pardo氏の工房にギターがてら行ってみると、全く傷なしのほぼ新品。しかも、有名ケースメーカーのCibeles社のライトケース。
 一瞬しめた(せしめた!?)と思いましたが、すぐにAntonio Raya Pardo氏がこりゃ中国製や。このモデルだけではなく。現在Cibeles社の圧倒的大多数のギターケースは中国製とのこと。そのおかげで手工ギターケースBausach社も近年店仕閉いしたそうです。
 もちろん、Cibeles社も原産国証明も減ったくれもなし。悪徳中国製スペインギターと同じです。最後は軍事増強費となって日本を狙うのが中国の国策なのですから、安くて儲かるからとへらへら笑って商売している日本人業者も腑抜けです。

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