やはり、と言うかスケ-ルが違う。スケ-ルとは物差しのこと。使っている物差しが地球と火星ほど違う。おそらく・・・。
たった0.008gの麻薬で逮捕、解雇、アルバム発売中止、あれこれあれこれ・・・。しかも、日本中が大騒ぎ!? 吹けば飛ぶ様な(将棋の駒か!?)微量で、日本人は心が狭いとスペイン人ならマジで言いそうだ。
確かに準麻薬認定国家のスペイン人には理解し難い今回の事件だろう。つい数日前の新聞でも、正確な数字は忘れたが、この国では相当数の若者、いや、中学生の子供から中毒とは言わないまでも何らかの麻薬経験者。ビ-ル、ワインは水代わり(これは大昔からだが)。15歳になったらタバコ辞めたいと言う連中がゴロゴロしている。
実際筆者の地元グラナダ市でも、日本語情報センタ-から歩いて数分の裏通りが薬中街になっており、一目見てこう言う人間にだけはなってはいかんと言う連中がわんさかいる。スペイン語はもちろん、英語ドイツ語フランス語日本語など何語でも聞こえて来ると言うことは、この世界に入ったら何人だろうが関係ない。週末には麻薬の売人が立ち並び、私服の刑事が追っ付かなくなる。 こう言う世相だから、麻薬の運び屋が捕まって何キロと押収されたのならともかく、仮に国際ニュースに出ても(出なかったが)、8gでもまず第一報でマジに取るスペイン人はいない、警察さえもである。おそらく、日本のどっきりカメラか麻薬を題材にした映画のロケか何かと思うに違いない。
これが地球と火星のスケ-ルの違いであるとも言える。
たった0.008gと言う量を見るから軽犯罪のケの字にさえ映らないのだろうが、それが邪悪の本質の一端であることを認識して追い詰めるだけ日本の警察の方がましかも。ここでも量より質の大原則が垣間見えて微笑ましい(先週のコルムナ)。
気違いは燃え木を死の矢として投げるが、隣人を欺きながら“ただ、戯れただけではないか”と言う者もそれと同じだ。-----或る昔の偉い人
それなら高校球児が隠れてタバコを吸って向こう半年間チ-ム全体が対外試合禁止とか、スペイン人には火星人の漫才でしょうが、漫才ではなく現実だと知ったら、スペイン人なら日本人は本当に心が狭いとマジで決め付けられそうです。
しかし、人生とはある意味ハンドルやブレ-キの遊びと同じ。一切遊びがなく戒律的でも、遊びがあり過ぎて自由を放縦と取り違えても、両者共制御不能で交通事故です。
高校野球と言えば、今年は雨に祟られている夏の甲子園大会の開会式で皇太子様(昔のひろ君か?)が松山商業VS三沢高校の決勝戦引き分け再試合のことを引き合いに出したのには少々驚きましたね。思わず大田幸二のグリコアーモンドチョコレートのコマーシャルを思い出しました(分からない読者はお父さんに訊いてね)。これも記録より記憶か!? やはり、『本当に価値あるものに賞味期限はない(コルムナ145)』ことを筆者もまた再認識した次第です。スタンドから一斉に拍手が起こったのも昔を知る観客がたくさんいたからでしょう。
しかし、この話なら筆者はとっくの昔の10年前から日本語情報センタ-のサイトに書いているのじゃが・・・。誰も拍手がない!? 心が狭いんじゃないのか!?
2009-08-10
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿