2011-01-03

454 与えて嬉しい謹賀新年 04-01-2011(火)

 新年明けまして大変な一年でしょう。今年も宜しくお願いします。
 こちらは明後日までまだクリスマス。長い。え~加減にして☆~。しかし、明日5日は東方三賢士の日と言って、子供へのプレゼントの日。これが子供だけに終わらず、大人も結構欲しがるのが始末に終えないスペイン人の大の大人。そして、6日最終日は当れば数億円のクリスマスドリ-ムジャンボ宝くじ第2弾。これが終わらなければ、いや、このためにこそクリスマスはあると思っているスペイン人が圧倒的大多数なのはその行いから明らかです。
 早い話が徹底的にキリスト様を利用しまくる一人欲望クリスマス(バレ-の一人時間差から引用)。
 しかし、そこに密かに公然と忍び寄る現実の魔の手(厳密に言えば現実さんは悪くはないのですが)。元旦から早速電気代9.8%値上げ。値上げも情熱的に一気飲みみたいなスペインだったりするのが庶民の正夢なのですから、宝くじに総てを賭けて当らなかった連中には戦意喪失のカウンタ-パンチでしょう。世の中デフレでも、借金財政の市町村は公共料金を上げざるを得ません。もちろん、給料は据え置きかカットで公共予算も軒並みカット。
 リ-マンショックの時は庶民はまだ貯金があったので持ち堪えたが、今度は貯金も大してないと言うのが巷の噂。
 例えば、ちょっと古いですが、先月12月20日の地元新聞の一面は埋葬費も払えない連中は親族の遺体を医学部への検体するのが増えている!? ほどんどブラックユ-モアです。日本じゃウィ-クエンダ-ものでしょうね。

 何が原因であなたがたの間に戦いや争いがあるのでしょう。あなたがたの体の中で戦う欲望が原因ではありませんか。-----或る昔の偉い人

 戦いや争いの代わりに金欠病と置き換えても十分味わえる金言じゃないでしょうか? 回り回って欲望故の、欲しがるからこその世界的不景気に金欠病なのです。
 欲望は人のことは思いません。自分とせいぜい自分の家族のことだけです。
 それが何で悪いんだと言う人もいるでしょう。一生懸命仕事して自らと家族を養うのは当り前です。それ自体悪くも何ともありません。しかし、これに世のため人のためと言う社会的責任感が伴わなければ、それは広い意味で自らの欲望を満たしているだけの話です。
 こんなこと一生やっている奴は利口じゃないですよね。自ら好んで絶え間ない戦いや争いに巻き込まれて巻き込んでいるんですから。
 体の中で戦う欲望とは欲しがることでしょう? だったら、欲しがる価値観から与えて嬉しい価値観に換えりゃあいいだけのことなんですよ。

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