筆者の師匠故マヌエル・カ-ノ先生のギタ-選択基準と言いますか、弾き始めてせいぜい1分ほどで見極めていた様です。
まず、どんなギタ-でもこりゃ酷いとか言うことはなく、どんなギタ-でもそれなりの良い評価を口にする先生でした。ただ、それは例えば生徒が持って来た如何にも中堅クラスのギタ-で、弾く前から特別秀でたギタ-ではないことが分かっていた様な場合で、やはり、ギタ-コレクタ-としても有名だったマヌエル・カ-ノ先生の耳は、少し舐めただけで微妙な味の違いも看破する利き酒職人の舌の様に敏感でした。
そして、利き酒職人が少し舐めただけで善し!!と相槌を打つ様に、先生もいいギタ-に初めて出会った時の反応は即座でした。利き酒職人が利くためにコップ一杯の酒を時間をかけて全部飲み干す必要はないこと位想像がつきます。同様に、良いギタ-かどうか見極めるのに、熟練者はほんの僅かな時間で十分なのでしょう。
もちろん、第一印象が良くても、弦楽器ですからフレットによって音量にバラつきがあるとか、そう言ったことは大いにあり得る話ですが、そう言った細部は別として、あくまで初見で良いギタ-かどうか大まかに、しかし、確かに聴き分ける耳のことです。
それは・・・。
2011-01-03
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