2011-02-28

436 自ずと歌う良いギタ-の個性ある音は分離する 01-03-2011(火) 

 故マヌエル・カ-ノ先生はこのギタ-(の音色)は個性があると良いギタ-を評しました(コルムナ431)。音(音質)の個性です。ギタ-によって甘い音乾いた音明るい音軽快な音落ち着いた重量感のある音など様々でしょうが(先週のコルムナ)、今回はこれらの様々な個性ある音色の良いギタ-に見られる(聴かれる)共通点についてです。
 音の分離です。一音一音がしっかり分離していれば、手元で音量はなくても、遠達力があり、聴衆にはきれいに聴こえていることは以前コルムナしました。ギタ-選択は色んな観点から吟味する必要があるでしょうが、違いが分かる人ほど、この音が如何に分離しているかどうかでギタ-を見極めている様です。何故か?
 音がしっかり分離しているギタ-は個性ある音であり、個性ある音のギタ-は音がしっかり分離している相乗関係にあるからです。
 歯応えがある麺は美味い麺であり、美味い麺は歯応えがあることと良く似ているとも言えるでしょう。

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