故マヌエル・カ-ノ先生はこのギタ-(の音色)は個性があると良いギタ-を評しました(コルムナ431)。音(音質)の個性です。ギタ-によって甘い音、乾いた音、明るい音、軽快な音、落ち着いた重量感のある音など様々でしょうが(先週のコルムナ)、今回はこれらの様々な個性ある音色の良いギタ-に見られる(聴かれる)共通点についてです。
音の分離です。一音一音がしっかり分離していれば、手元で音量はなくても、遠達力があり、聴衆にはきれいに聴こえていることは以前コルムナしました。ギタ-選択は色んな観点から吟味する必要があるでしょうが、違いが分かる人ほど、この音が如何に分離しているかどうかでギタ-を見極めている様です。何故か?
音がしっかり分離しているギタ-は個性ある音であり、個性ある音のギタ-は音がしっかり分離している相乗関係にあるからです。
歯応えがある麺は美味い麺であり、美味い麺は歯応えがあることと良く似ているとも言えるでしょう。
2011-02-28
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