2012-01-09

503 生活が苦しいのでスペインでも二足のわらじ 10-01-2012(火)

やはり筆者の地元グラナダCFは正月早々リーグ第一戦は予想通りReal Madridにボロ負け
 これはリーグ戦です。リーグ戦では同じリーグ内のチームとしか試合はありませんが、下位リーグから参加出来る国王杯と言うのがあります。国王のいない国ではどう言うか筆者は知りませんが、たまに格下リーグのチームが有名チームを倒してニュースになるのも国王杯ならではの出来事です。
 それでもサッカーに興味のない筆者はどんな番狂わせが起きても『あ、そ~』としか思わないのですが、先日偶然テレビで見たスポーツニュースは印象に残りました。
 まず、試合はスペイン北部の地方リーグに過ぎない2部リーグB(実質3部リーグ)のMirandesなる田舎チームが1部リーグのVillarrealを2-0で下す大番狂わせ。ご覧の様に見るも無残な小さなホームグランドで2得点(00:30&00:36)を叩き出したのが若いの見事に禿げたこのPaulo Infanteなる選手。特に1点目は凄いですよね。
 それでもサッカーに興味のない筆者は『あ、そ~』としか思わないところですが、ご覧の様に試合のダイジェストの前の00:13~00:29にサッカーとは無関係の映像が流れます。
 世界的不景気もあり、サッカーだけで生活出来るのは全国リーグの1部と2部Aだけ。それ以下は昼間別の仕事をしなければ生きて行けないプロサッカー選手達。アナウンサーが公設市場の仲間が応援に来ていますと実況していたのが懐かしい錦利弘みたいなものですね。
 そこでこのPaulo Infante選手の翌朝8:00からの銀行マン振りが最初紹介されていた訳ですが、客から『やったやないか!!』とか言われて、この日はさすがに仕事にならなかった様です。
 
 自分の口ではなく、他の者に貴方を誉めさせよ。自分の唇ではなく、よその人によって。-----或る昔の偉い人

 自己吹聴は醜いが、やることやっていれば他人の評価は自然に伴う訳ですね。それが二足のわらじを立派に履きこなすことなら尚更賞賛に値します。
 ローン返済に追われて仕方なくアルバイト2つ掛け持ちする二足のわらじとはニュアンスが随分違う様です。

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