先日たまに行く食堂のおばさんに宝くじをもらった。筆者は宝くじなど買わないが、くれるのなら話は別だ。有難くもらってみてびっくり。何と定価6ユ-ロは千円強。いくら円安ユーロ高のご時世とは言え、この国では宝くじ一枚買うのに千円なのである。しかもこれはドリ-ムジャンボではなく、スペイン政府の国営週間宝くじ。毎週抽選のフツ-の宝くじを買うだけで千円!? これを毎週やっている訳だ。
もちろん、必殺ドリ-ムジャンボにも抜かりはない。もう既に先月末から発売開始。5ヶ月先のクリスマスドリ-ムジャンボの話である。気合の入れ方が違う。定価20ユ-ロは3350円!? もちろん、一枚買うのにである。当ればいくらかは知らないが、例年通りなら何億円だろう(コルムナ20)。
宝くじ一枚買うのに200~300円で賞金1000万円など、思わず人間としての度量を問われそうだ。
彼らは虚しいものを追い求めたので、彼ら自身もまた虚しいものとなった。-----或る昔の偉い人
今後ますますバブル崩壊で加速度的にスペイン経済が減速すればするほどこうした公営ギャンブルはますますハイリスクハイリタ-ン化して行くことでしょう。そして、ますます手より口の業が達つ連中の投資話など、詐欺が多様化し蔓延することでしょう。そして、騙す奴も騙す奴なら、騙される方もハイリスクハイリタ-ンで類は友を呼んで被害は後を絶たないでしょう。
不況で金がなければ日本人はまだ『よし、働こう』と言う民族ですが、スペイン人は迷わず『よし、まずは宝くじで運試し』と言う思考回路に生まれついている連中が結構、いや、滅茶苦茶多いです。これらの宝くじの売値と配当金がそれを十分反映しています。
情熱のスペイン・・・。その矛先は宝くじ・・・。これだけは真似しない方が身のためだとは思いますが・・・。
2008-08-04
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