2008-08-11

305 良いタッチと良い音は右手各指の独立性から(2) 12-08-2008(火)

 どうも人は目に見えているそこにしか注意が行かないのが習性の様です。そこを悩み、そこを何とかすれば問題は解決すると思い込み、更にそこに気を取られ、そこに気も、時間も、お金もかける・・・。多くの人はそんな物の見方をしてはいないでしょうか?
 ギタ-も同じで、多くの奏者は上達しないのは、音が小さいのは、音が汚いのはタッチが爪の形がフォ-ムが悪いからだと勝手に決め付け、先生やギタ-仲間も同じ見方で追い討ちを掛ける・・・。
 ところが、ある人が下手だった頃のタッチや爪の形をビデオに取っておいて、何年か後上手くなった頃と比べてみれば、『あれ~、余り変わってないじゃないか』と言うことは大いにあり得ます。
 右手各指はリラックスして独立性があろうが、逆に、力んで思い切りしがらんでい様が、外見のフォ-ムは変わり映えしないと言うこともまた大いにあり得ます。
 そして、どんな競技も演技もスポ-ツも内側が力んでガチガチなら、どんなに外見のフォ-ムに問題がなかろうが、ギクシャクして実力は出し切れません。
 目に見える指先やタッチ自体のギクシャクではなく、腕や手の内側が力んでギクシャクして、指同士がしがらんでいないか、目に見えないそこにこそ気を取られましょう。右手各指に独立性、良いタッチ、良い音はそこから発しています。外見のフォ-ムの良し悪しもあるでしょうが、それはオマケみたいなものです。  

0 件のコメント: