2012-06-04

497 灯台元真っ暗“アルハンブラの想い出” 05-06-2011(火)

昔筆者が日本に居た頃、NHKの世界の名曲とか言う数分の番組に取り上げられていた様な気がします。スペインのFranciscoTarrega作曲のアルハンブラの想い出Recuerdos de La Alhambra)。そして、何とそのアルハンブラ宮殿のある南スペイン・グラナダ市に住んでいるどころか、アルハンブラ宮殿の中で10年間観光ガイドとして働いた筆者。筆者ほど『アルハンブラ宮殿はワシの庭じゃ』と公言して似合う日本人もいないでしょうね。
ところが、地元グラナダ市民は誰も知らないと言っていいほどこの曲を知りません!? おそらくクラシックギターをやっている人間と一部フラメンコギターをやっている人間だけじゃないでしょうか!? それほどスペインはクラシックギターに対する認知度が氷点下なのです。日本の読者には以外かも知れませんが、これが現実です。
現にレコード屋さんにはクラシックギターのCDが定番のセゴビアやイエペス以外せいぜい数枚しかない!? クラシックギターのマーケットが存在しないからです。
スペインはギターの国だとのイメージがあるかも知れませんが、フラメンコギターの国だと言った方が当っています。どんどん出て来るのはフラメンコギターリストの方なのですが、そんな中、先週スペイン国営テレビニュースにチラッと紹介されたクラシックギタリストは凄かったですね。来週観てみましょう。

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