右手各指の独立性をまずはimのスケ-ルからコルムナして来ました(コルムナ266~270)。総括です。
アルアイレよりアポヤンド(同267)。そして、スタッカ-ト気味のアポヤンドほど効果的です(同268~270)。いずれも力ではなくスタッカ-ト(アクセント)の勢いでビシッと決めます。こう言うタッチの時こそ軸もまたぶれないものです。逆に、力に頼った演奏ほど右手も左手も軸がぶれて来ます。余計な力が入った時点でこのところのテ-マである各指の独立性もその力みに比例して失われて行くと言えます。
そして、更に力を使わないために4回に1回しか弾かないこと(先々週のコルムナ)!? この時は便宜上ハ長調の音階を使いましたが、人生色気があればあるほど心もときめくものでしょう? 歌心がときめかなければ指もときめきません。色気のない音階よりも色気のある実際の曲のスケ-ルを抜き出してやってみましょう。これだけでも随分ときめきが違います。とにかく歌心度外視で指だけの肉体反復練習と言うのは小説家がアイデア度外視でペンを持って習字の練習をする様なもの。色気もときめきもなければ演奏の軸も指もぶれて来る方がむしろ当たり前です。
ときめくのが恥ずかしい!? 日本人はそんな国民性かも知れませが、そんなに恥ずかしければ4回に1回だけ強弱弱弱とときめいてみましょう。あと3回のアポヤンドはときめいた一拍目の勢いで勝手に付いて来させりゃいいんです。ワルツなら強弱弱と同じことです。
歌心がときめけばときめくほどにスケ-ルもときめき、imもその独立性を増して来ます。
来週はia&maの場合もみてみましょう。
2007-12-18
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