実はアルペジオはimaではなくpで持ち(先々週のコルムナ)、このpを踏み込むことに拠って更に持ちます(先週のコルムナ)。
バッティングなら踏み込んだからと言ってそう簡単に150キロ近い直球やカ-ブやシュ-トを打てる訳ではありませんが、ギタ-ではアルペジオに限らず、右手親指pを踏み込むだけでimaは何もしなくても確実に良くなります。imaについて何かしなければいけないとすれば、それはpを踏み込んだ後の話で間に合います。
確かにプロ野球のバッタ-がスランプに陥り、コ-チがフォ-ムを矯正してまた打てる様になるとか良く聞く話ですが、それはプロなら足腰は十分に鍛えられているとの前提があるからです。ギタ-の世界でもこの軸の安定不安定を無視してアルペジオでaが弱いからアポヤンドしなさいとか、もっとタッチを深くとか(これは良いアドバイスですが)、imaのフォ-ムだけどうこういじったところで本質的には何も変わりはしません。本質的に何も変わらないとは、例えばバットの先端に当たって偶然ヒットになった様なものです。それは観客もテレビの観ているファンも少し見る目があるなら目で観て分かることです。本人も相手チームの一塁手と“いや~、今のはまぐれまぐれ・・・”とか笑いながら話しているのがたまにテレビ中継でも観られるでしょう。たまになら本来凡打の当たりをヒットにしたと評価されるでしょうが、毎回これでは本質的に何も変わらないので技量を問われます。
アルペジオも音にバラつきがあったり、段々音が小さくなれば技量を問われます。問われないためにpを踏み込みます。来週も続けましょう。
2008-02-25
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