2008-02-19

280 アルペジオはバッティングで独立性 19-02-2008(火)

 踏み込まなければimaがグラついてヒットにならないのはバッティングも同じこと。今週はアルペジオを野球のバッティングに例えてコルムナしてみましょう。
 さて、野球に興味のない人でも、打者が棒立ちでバットを振っては球が遠くに飛ばないこと位分かるでしょう。体を前傾姿勢に保ち、ちょうどバットで球を捕らえるタイミングで軸足でない方の足を踏み込めば体も腕の軸もぶれず、体全体の体重がバットから球に伝わります。
 それでも当たらなければファウルチップですが、この踏み込むことに拠って体も腕の軸もぶれずにファウルチップか、踏み込みが甘いことに拠って体も腕の軸もぶれてファウルチップか・・・。結果は同じくファウルチップでも、明日に繋がるファウルチップと明日に繋がらない万年ファウルチップでは大違いです。
 ギタ-もアルペジオに限らず万年ファウルチップ奏法で嫌気が差している人は、実はimaだけ見て落胆し、その原因が実はpの踏み込み度外視にあることに一生気付かないとすれば、それはギタ-人生の大いなる損失です。これを教えない世のギタ-教室の先生もどうかしているのです。
 どんな損失でしょうか? 読者が小手先だけでバッティングしている場面を想像して下さい。そこに打撃コ-チが現れてミ-トの際に足を踏み込んで、同時に腕や肩からはもっと力を抜く様にアドバイスしたと更に想像を膨らませてみましょう。今週のコルムナはあたかもこう言うこと、アルペジオもこう言うことです。来週も続けましょう。 

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