約3cm助走を付けたモ-ションから親指を力を抜いて打ち込んでゆっくりアルペジオ&トレモロを弾いてみましたか(先週のコルムナ)? 今週はこれを順次速くして行きましょう。
速く弾けば当然助走の余裕がなくなりますし、今まで遠心力で回せと言っていた腕の軸も回っている時間的余裕がないことに気付きます。それではもう助走も親指を腕の軸の回転による遠心力を利用して力まず打ち込むことも出来ないのでしょうか?
確かに実際の曲の速さでアルペジオ&トレモロを弾けば、腕の回転も親指の助走もない訳ですから、これではこのコルムナ(288~)を書き始める前と外見のフォ-ムは何も変わっていない様に見えますが、例え速く弾くことによってもう腕の軸を回転させて親指に助走を付けている時間はなくとも、以下の先週までの感触を生かせば、imaはもう以前の様に読者が苦労して動かすのではなく、勝手に回ってアルペジオ&トレモロしてくれているはずです。つまり・・・。
①腕の軸をぶらさず
②腕の軸の回転に拠る遠心力で
③親指自体の力は使わず
④親指を力を抜いてアポヤンドで打ち込み
⑤親指を打ち込んだことによって手腕の軸が更に安定し
⑥imaは親指を打ち込んだ勢いに乗って勝手にアルペジオ&トレモロしてくれる
速いアルペジオ&トレモロで親指の助走を付けれない実践の時も、先週まで養った以上①~⑥の感触を保って弾いてみましょう。また、これがこのところのコルムナの目的、アルペジオにおけるimaの独立性の養い方でもあります(同276~287)。
親指は助走無しでも①~⑥の感触を保ってクイックモ-ションで打ち込めば更に効果があります。
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