2008-07-21

302 アルペジオにおける右手各指の独立性:補足 22-07-2008(火)

 いくらでも補足出来そうですが・・・。
 アルペジオもスケ-ル同様スタッカ-ト気味に弾くと効果的です。これは先週先々週のクイックモ-ション的な弾き方にも通じます。
 要するに機械的な指の運動的弾き方の人ほどスケ-ル&アルペジオに限らずメリハリのない音になり、歌心に乗って弾く人ほど自然にタッチもメリハリが利いて、無意識の内にスタッカ-ト気味&クイックモ-ション的なタッチになって活きた音が出ていると言えます。
 更に、少なくとも練習の段階ではアルペジオは間延びしない様に2つ、ないし3つに分解してアクセントを付けるとより効果的です。
 例えば、先週までの(1)~(14)で例にも用いたpimaならpi‐maと分解してpとmにアクセントを付けます。もちろん、先週まで散々コルムナして来た様にpを力まず打ち込んで、imaはその勢いに乗せてしまうことは言うまでもありません。
 或いは、pimamiの6連アルペジオならpi‐ma‐miと3分解しても宜しいですし、pim‐amiと2分解しても効果的です。各グル-プの頭にアクセントを置くことは言うまでもありません。
 ただし、力でアクセントを付けるのではなく、何より歌心の勢いとpを力まず打ち込んだ勢いに乗って各指が勝手にアクセントしてくれることが大切です。
 各自各指の独立性を歌心(情緒的基礎)と親指の打ち込み(肉体的基礎)で養ってみて下さい。

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