2009-01-19

328 大盛りだから美味いのか良いギタ-(3) 20-01-2009(火)

 インスタントラ-メンの大盛と手打ちラ-メンの普通盛のどちらが美味いかを利くために丼を2つ平らげる必要はありません。それぞれ一口味見すれば言いだけの話。量は関係ありません(先週のコルムナ)。量を質、音量を音質と取り違えればこんなギタ-漫才を演じることになります。
 例えば、麺の間延びした大盛なら確かにお腹には応えますが、舌にまずいこと位誰でも分かります。そして、こんなギタ-もあります。手元で色気はないが大きな音が出ていると聞こえる割には遠達力がさっぱりです。
 今日安価な合板ギタ-でも音量は追求出来ます。実際音量測定器で測れば手工ギタ-と変わらない音量の合板ギタ-はいくらでもあるのではないでしょうか? しかし、音量測定器で音質は測れません。利くしかないのです。
 それよりは重量感はなくても麺に腰のあるざるそばの方が美味いと感じます。
 もちろん、色気があって大盛のギタ-ならなお更良いギタ-ですが、色気のある音色なら音量に関係なくそれらは良いギタ-です。例え音量はなくても音が分離して遠達力があるものです。いえ、むしろ、手元では鳴らないが、遠達力のあるギタ-こそ色気のある音質の良いギタ-だと定義する熟練者は多いものです。

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