2009-04-06

365 イ-スタ-がどうかしたのか!? 07-04-2009(火)

 欧米社会は今週イ-スタ-の真っ最中。
 ところで、イ-スタ-とは何か、読者の中で一体何人の人が知っているだろうか? プロ野球二軍のリ-グ戦だと思っている日本人もかなり多いとか昔どこかの本に書いてあったのを思い出す。
 もっとも、それはカトリック国のスペイン人も大差はない。一応キリスト様の復活祭のことだろう位はお題目程度に知ってはいる様だが・・・。
 要するに急に信者になって、生まれたら葬式までお世話になる檀家の地元カトリック教会から年に一度キリスト様の御神体を担ぎ出して街を練り歩いてバカ騒ぎ。関連産業と観光地もこれで潤えば世界は一家、人類は皆兄弟。
 確かに今年は世界的大不況の煽りで地元グラナダ市のホテルも満杯になってはいない様だが、それでも既に先週末から街を歩く人は明らかに他の地方のスペイン人や外人旅行者が目立つ。
 結局日本の神社の神輿と理屈は何も違はない。終わったら飲めや歌えやの宴会も以下同文。ましてや、それが観光収入になるのだから正に麗しき政教一致。しかも、日本の村祭りなら一日で終わるが、カトリック社会では日曜から日曜の計8日間毎日お神輿。なるほど、祭りは長い方がビジネスになる。

 私は貴方の行いを知っている。貴方は生きているとされているが、実は死んでいる。-----或る昔の偉い人

 何のことはない。結局キリスト様の復活をお祝いするどころか、キリスト様を出汁に神輿を楽しんでいるだけです。この国ではキリスト様の復活など、実質ほとんど誰も信じていないので、形骸化観光化する方がむしろ当たり前ですが、何故か筆者には大東亜共栄圏の美辞麗句が思い起こされて来ます。
 東アジア諸国が団結して共存共栄しよう大東亜共栄圏。何と素晴らしいこの美辞麗句が大東亜戦争の大義名分だったとすれば、友人、夫婦、共同経営、投資話、お見合いの相手を褒める仲人さん・・・。その美辞麗句の厚化粧の下の地顔を見抜かなければ、国土は焦土と化し、最後は原爆二発食らわされても不思議ではありません。
 宗教も同じこと。お祭り期間中のよそ行きではなく、普段着の行いが生きているか死んでいるかこそが正念場です。
 まだイ-スタンリ-グの方が罪がなかったりして!?

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