いい感じ(コルムナ341)、と思って結婚したつもりが離婚に至る・・・。いくら離婚大国スペインでも、まさか離婚するつもりで結婚するスペイン人はいないでしょう。先月も知り合いの日本人女性がスペイン人の旦那と別れて幼い子供を連れて日本に帰りましたが、極めて楽観的な第一印象や目に映る外見的な要素を相手の本質(本性)と取り違え、結婚してみれば実はお互いの身勝手な本性が垣間見えるどころか本気でぶつけ合えば、アバタに笑窪どころか、アバタしか見えなくなって罵倒合戦。こちらの離婚は大体こんな感じです。
いい感じもこんな感じに終わるとすれば、やはり、人を観る目がなかったことになります。
ギタ-の選択もある意味同様です。第一印象のいい感じが枝葉に拠るのか、その楽器の本質から受ける第一印象なのか。
サウンドホールの模様がキレイとか、白いギタ-がいいとか、背が高くてハンサムで次男で高給取りでと何ら変わらないこの手のミ-ハ-丸出しは論外ですが、やはり、初心者はもちろん、かなりの上級者に至るまでギタ-の選考基準としている音量の大小は最も耳を惹く魅力的な、しかし、枝葉と言えるでしょう。つまり、音量が大きなギタ-にいい感じを受け、これを選考基準にしている人は多いはずです。
しかし、確かに一般的に音量は小さいより大きい方がいいでしょうが、音量自体は決してギタ-を初め様々な楽器の本質ではありません。
楽器の本質である音質にこそいい感じを求めてみましょう。そうでなければギタ-選択も背が高くてハンサムで次男で高給取りでと同じレベルに陥る危険性は大いにあります。
2009-04-27
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