2009-10-12

392 情熱のスペインも無感動無関心!? 13-10-2009(火)

 先週国連軍としてアフガニスタンに駐留中の25歳のスペイン人兵士が対戦車地雷で吹き飛ばされ死亡。木曜日葬式だった。
 スペインは第二次湾岸戦争には今も与党の当時の社会党新政権が選挙公約通りイラクから撤兵してアメリカと険悪な雰囲気になったが、アフガニスタンはいいらしい。そんな優柔不断さが裏目に出た今回の事故。
 不思議なことに、第二次湾岸戦争の時には全国各地で反戦デモの嵐だったのに、今回は可哀想な位世間の関心は低い。この偽善的な温度差は結局本能的にアメリカ嫌いのヨ-ロッパ人が反戦平和主義の名の下にシュプレヒコ-ルでわめき散らして憂さ晴らししただけ。それが証拠に今回同国人がタリバンに殺されても市民は無表情。若い未亡人と乳飲み子を見ても国民は無感動。もちろん、あれだけブッシュJrを人殺し呼ばわりした同じ連中がこれを機にそれ見たことかと政府にアフガニスタン撤退を求めるデモの機運さえ全く無し。
 全く無いはずだ。折からスペイン国内は先週末からコロンブス新大陸発見記念日の大型連休に、土日はサッカ-の好カードで我が世のバブルを謳歌中。根が反戦ではなく反米だから、アメリカが絡まないなら、例えタリバンの悪行で同国人が殺されても無表情無関心。

 愛には偽りがあってはいけません。悪を憎み善に親しみなさい。-----或る昔の偉い人

 スペイン人と仲良くなりたければ思い切りアメリカの悪口を言えばいい!? それほどスペインに限らずヨ-ロッパ人は本能的潜在的にアメリカ嫌いな割りに、ハリウッドの映画は大好き!?
 身勝手な人間様の身勝手な同情など所詮そんなもの。
 偽りとはアメリカやタリバンではなく、実は自らの中にある・・・。世界中の人がこれに気付けば、世の中少しはまともになる~かな!?

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