毎年のことだが、今スペインはクリスマス商戦真っ盛り。それは日本も同じことだが、カトリック社会のクリスマスは1月6日まで続く。
欧米のクリスマスは結局大東亜共栄圏と同じだと言えば飛躍し過ぎだろうか? これが今週のテ-マ。
皆さん一緒に栄えましょうと口で唱えて、実は皆さんを支配してやろうとの魂胆を大東亜共栄圏の美辞麗句で厚化粧した悪い大日本帝国の様に、キリスト様の誕生を出汁に、実はキリスト様を極限まで利用して自らの欲望をキリスト教の厚化粧で塗り固めたのがクリスマスを初め欧米のキリスト教の正体、つまり、キリスト抜きのキリスト教、いや実は偽キリスト教と言う魂胆は大東亜共栄圏と実質同じだと言えば飛躍し過ぎだろうか?
古くからの読者はまたかと思うかも知れないが、巷では毎年この時期同じ年中行事の乱痴気騒ぎの繰り返しなのでコルムナも変り様がないのが正直なところ。変り様があるとすれば、さすがに今年は世界的経済大不況でスペインでもクリスマスとは言え羽振りのいい話は聞かれない。
後はいつものハイリスクハイリタ-ンのクリスマスドリ-ムジャンボ宝くじの抽選は今日(コルムナ298)。いや、日本とは桁が違うのだから、情熱のスペインらしくクリスマスメガトン宝くじとでも言ってもらいたいものだ。
あなたがたは(彼らのことばではなく彼らの)実によって彼らを見分けることが出来ます。ぶどうはいばらからは取れないし、いちじくはあざみから取れる訳がないでしょう。同様に、良い木はみな良い実を結ぶが、悪い木は悪い実を結びます。-----或る昔の偉い人
水戸黄門や大岡越前なら単純な日本人的勧善懲悪思考で楽しめますが、そこにいきなり全東アジア的に大風呂敷を拡げて大東亜共栄圏なる極め付けの美辞麗句を突付けられた当時多くの日本人は本気で鵜呑みにしてしまったその浅知恵故に国土は焦土と化し、原爆二発を自ら招いてしまったとも言えます。どうせなら東アジアだけではなく、世界は一家、人類は皆兄弟とか言って全世界的規模の方がもっと説得力があったりするかも知れないのが競艇だとすれば、なるほど行いの実で見分けなければ身の破滅も頷けます。
欧米キリスト教社会も理屈は全く同じ。聞けばキリスト様は汚い馬小屋で生まれ、これまた汚い飼い葉桶に寝かされたとか。それを単なるビジネスやご利益信仰に貶めるならこれは極めて浅知恵のバチ当たりです。
当たり前のことですが、人は皆言うところではなく行いです。必ずしも口にするもっともらしいことばではなく行いの実こそ我々の正体です(結婚の誓いとその後の結婚生活も!?)。なるほど、口でぶどうだいちじくだと唱えつつ、行いがいばらにあざみなら、それは偽物であり偽善者であること位誰でも分かりそうなものですが、確かに審美眼を持っていなければ見抜けない巧妙な嘘偽りが世に蔓延っていることもまた確かな末世の今の世の中かも知れません。
それを見抜きたければ最後はやはり行いの実で判断することです。まさか植民地支配、奴隷売買、武器輸出、原爆などがまともなキリスト教の実だと思う読者もいないでしょう。それは紛れも無く偽キリスト教の歪んだ実なのです。
キリスト抜きのキリスト教。それが欧米キリスト教諸国の正体だと確信を持ってそう言えます。その行いによればです。もちろん全員がそうではありませんが、少なくとも国家体制や社会システム、社会的慣習としてはそうなっています。
クリ-プの入ってないコ-ヒ-ならブッラクでもコ-ヒ-ですが、キリスト抜きのキリスト教なら結局日本の生臭坊主と同じです。筆者の同級生に真言宗の現役の坊さんがいますので、その行いから判断してのコルムナです。
しかし、それでも人を指差す時はまず3倍自らを指差すことを忘れたくないものです(同360後半)。誰でも人生悪い実の10や20は結んでいるものですから。
2009-12-21
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