スペインはまだまだクリスマス真っ最中。いや、23日のクリスマスメガトン宝くじに始まり、1月6日(東方三賢士の日)まで続いてまだ中日。
そこで、たま~にだがコルムナに登場してもらう、筆者が30年前から行きつけのBarとそのマスタ-(コルムナ366)。宝くじの結果を聞いたところ情熱のメガトン級お答え。
何と45枚買い込んだそうだが、読者は一体一枚いくらか見当が付くだろうか? 日本並みに300円(約2.2ユ-ロ)なら×45枚=計13500円。ガキの遊びだ。
何とマスタ-は一枚20ユ-ロ(2600円)×45枚=900ユ-ロ=117000円の投資!? さすがは情熱のスペイン!? 思い込んだその一途さは星飛雄馬にさえ引けは取らない。
そして、何やかんやで戻って来た金が140ユ-ロ(18200円)!? さすがはハイリスクハイリタ-ンを心から愛して止まない国民性だ。
読者は時として筆者のコルムナは誇張ではないかと思える週もあるかも知れないが、むしろ、控えめに書いていると言うことが今週のこの週間実話で分かるはず。しかも、このマスタ-の宝くじへの入れ込み具合はこの国では例外でも何でもない。なるほど、10万円弱お盆に載せて差し上げましょうと言う国民がいるのだから、財政難に喘ぐスペイン政府が富くじに力を入れるのも当然の政策だ。もちろん、来年から酒タバコ税も値上げ。宝くじに限らず国民に悪い癖を付けてそこに課税する。中国人をアヘンで骨抜きにして清朝に難癖を付け、アヘン戦争で植民地支配した狡猾な海賊の子孫イギリスと何ら変らない。それを国内で同国民に対してやっているだけの話。
我々は心に抱く想い以外の人間になることは出来ない。-----或る昔の偉い人
それにしても、このマスタ-はスペイン人には珍しく酒は少々、タバコは皆無と真面目な分だけメガトン宝くじには起死回生の逆転の一発をと思わず心揺さぶられたのでしょう。
人は誰しも人生何かに心揺さぶられるものです。しかし、何に揺さぶられるかが問題です。間違えば自ら起死回生の逆転の一発を食らって人生の土台から揺さぶられるのは万国共通の摂理だからです。
なるほど、人は大志から宝くじまでその心に信じた通り行動に起こすもの。確かに当たり前の摂理ですね。
それでは、また来年一年ご一緒にコルムナして行きましょう。
2009-12-28
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