食は中国、ギタ-はスペイン!? ところが、今日何と中国製ギタ-をそのまま輸入して、自社のラベルを貼り、臆面もなくスペインギタ-として販売するスペインのギタ-メ-カ-が後を絶ちません。
ギリシャのおかげで円高ユ-ロ安になって来たのはまだ最近の話し。リ-マンショック以前は逆に円安ユ-ロ高にユ-ロバブルを反映してとにかく物価が高かったですね。現在やっとスペインの物価は身分相応になって来たと言えるかも知れませんが、それでも2010年7月現在筆者の地元グラナダ市内で日替り定食は安くても8ユ-ロ(約1000円弱)が相場です。
このユ-ロバブルの期間、2007年後半から始まった原油高騰に始まる世界的な生活必需品の値上がりなどもあり、ギタ-木材も例外ではありませんでした。経費節減だけではどう仕様もない限界まで来てしまったと言えます。当然スペインギタ-の原価も跳ね上がる一方です。
となれば、どの業界も生き残りのために値上がり分を小売価格に上乗せするか、丸ごと原価二束三文の中国製品に鞍替えするかのどちらかの選択を迫られます。その結果、昨今のスペインも日本同様巷には格安の中国製品が氾濫している訳ですが、何とギタ-付属品に飽き足らず、ギタ-丸ごと中国に発注し、ラベルだけスペイン製のスペインギタ-として販売するメ-カ-が増加の一途を辿っています。
有名メ-カ-も例外ではないと言うより、読者も聞き覚えのあるスペインの有名ギタ-メ-カ-が率先してただ単に利潤第一主義で中国人に魂を売っていると言った方が当っています。
これぞ正に〝メ-カ-の名前で困惑ギタ-かな〟なのです。
2010-07-05
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