2010-07-19

404 メ-カ-の名前で困惑ギタ-かな:③中国製スペインギタ-(6) 20-07-2010(火)

 しかも、原産国表示なしです。資本主義社会ではとにかく原価を安く押さえて、売って金に換えなきゃ話にならない、そうでなきゃ会社が立ち行かないと言うのは一理ありますが、だからと言って偽造大国中国に自ら魂を売って何をやってもいいと言う訳ではないでしょう。
 こうなるともうギタ-メ-カ-ではなく、悪徳ギタ-ブロ-カ-です。世界的に名の知れたスペインの複数のギタ-メ-カ-のラベルの比較的安いモデルの話ですが、安いとは言え、日本で15万円以下の小売値のスペインギタ-はほとんど中国製だとの日本からの情報もあります。
 100%中国製だと知っていながら平然とスペインギタ-と称して販売する日本の輸入業者や小売店も類は友を呼んでいます。100%中国製の麺を国産と称して販売した偽装事件が日本であったそうですが、単に麺がギタ-に変わっただけのこと。これではまるで平成19年の世相を表す漢字「偽」そのものではありませんか? 真に不誠実で情けない話です。
 消息筋の情報によれば、何と日本の税関に着くまではコンテナにMade in Chinaのシ-ルが貼ってはありますが、受け取ると同時にシ-ルを剥がし、後は総て闇の中だそうです(日本の知り合いの知り合いの弦楽器屋さんの生々しい証言)。なるほど、これならサウンドホ-ルを覗けば正真正銘スペインのギタ-メ-カ-のラベルなので、あくまでスペイン製だと言い張ることも十分可能でしょうが、もはやこれはギタ-の原産国や表示どうこうの問題ではなく、ギタ-を取り巻く人間達の誠実不誠実の問題です。
 何故食品の産地偽装は犯罪で、スペインギタ-の産地偽装は犯罪ではないのでしょうか?

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