しかし、悪いのは何も金に目聡い中国人だけではありません。
同じく金に目聡い西側諸国もいい気になってバブルで値を吊り上げ、ここヨ-ロッパでは2年前のリ-マンショックで天井を衝き、去年ギリシャから化けの皮が剥がれ始め、次はスペインと言われているのがユ-ロバブルの大まかな流れです。金に目聡くバブルに酔い痴れたヨ-ロッパ人と西側のバブルがぽしゃって金が無いヨ-ロッパ人に安売り攻勢を掛けるビジネスチャンスを、ただただ自分達だけ儲かればいいと金に目聡く辛抱強く待っていた中国人と言う根底の図式が浮上して誰の目にも明らかになった今となってはもう中国人の思う壺です。
バブル期には自分とこだけ価格を抑え様にも原材料費から上がって来るのですから、最終価格も上がっていかざるを得ない悪循環。それを悪循環とさえ気付くどころか泡銭に沸き返るユ-ロバブル。
ところが、バブルが弾けてデフレ傾向だからと言って本当に下がるのは市民生活に直結する日常生活品や食料品のみ。後の業界はそう簡単に下がりゃしません。ギタ-も!?
バブル期の税収がピタッとなくなった国や市町村は無理矢理こじつけて税金を上げざるを得ず、実際この7月からスペインは消費税16→18%に値上げ。ところが、怖くてその分最終価格に上乗せする訳にも行かず、自社が被って更に減収の悪循環。
そこで、背に腹を変えて自社製から中国製に丸ごと鞍替えする企業が後を絶たないのはスペインギタ-業界だけの話ではありません。
そして、それを必ずしも中堅ギタ-製作所が生き残りのためにやっているのではなく、世界的に名の通った有名スペインギタ-メ-カ-が率先してやっているからこそ、このところのコルムナのタイトル、メ-カ-の名前で困惑ギタ-かななのです。これこそ問題です。
2010-09-06
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