先週アメリカはロサンジェルスに住んでいると言う日本人旅行者がやって来た。因みにこのLos Angelesを初め、Florida、Colorado、Las Vegas、California、Arizona、Texas、Amarilloなど、日本人にも馴染みのあるこれらの地名は総て純スペイン語である。
さて、この男性旅行者の言うには同市でアメリカ人と同棲した若い日本人女性がはらまされて捨てられ、オマケにクレジットカ-ドを使い込まれ、日本の実家に逃げて帰ったそうである、赤ん坊と借金を抱えて・・・。総ては極度の堅実さのなさに起因する極度の愚行とは言えないだろうか? 日本人女性の方の話である。将棋用語で言えば、好んで悪手を連発し、それでも本人は勝ったつもりで悦に入った挙句、最後はバカ負けしたとも言える。
極度の堅実さのなさとは、ことばを変えれば極度の浅はかさ。別に浅はかさ自体が法律や刑法に触れる訳ではないが、浅くて薄い発想、及びそれに伴う浅くて薄い言動は総て広い意味で人の罪悪だと言っても良い。薄くても良いのはせいぜい薄味と薄型テレビ、浅くても大仕事をやらかしたのは天下の大横綱大鵬を寄り切った平幕の浅瀬川位のものだろう(筆者は実況生中継を白黒テレビで見ていたのだ)。
大体世は日本社会で真面目に働きたくない日本人、特に若い日本人女性がキャッ、キャッとか言いながら現実逃避で大挙して浅はかな名ばかり留学に行くご時世である。青年海外協力隊やワ-キングホリデ-も異口同音。もちろん、深い動機で取り組むなら世界のどこに行って何をしようがそれは大いに結構なことだが、残念ながら今日半数以上はそうではないだろう。
人は蒔いたものを刈り取る。-----或る昔の偉い人
動機が良ければ良い結果、動機が悪ければ悪い結果に至ること位誰でも分かる理屈です。それなら動機が深ければ深い結果、動機が浅はかなら浅はかな結果を産み落す羽目になったのがこの日本人女性の場合とも言えます。本人にとっては予想外のドラマの展開だったかも知れませんが、元々日本で窮屈なOL生活に嫌気が差して、アメリカに留学して羽を伸ばそうと言う極めて自己中心で浅はかな動機だったとすれば、それに似合った一生引き摺る浅はかな重荷を背負い込む筋書きは予想外でも何でもなく予想通り公式通り事態が進展しただけだったのかも知れません。
また、娘に深い価値観と貞操観念を植え付けてやれなかった親にも責任はあります。その結果は未婚の母の娘とハ-フの孫。子供はさぞかし母親を恨むことでしょう。何と言う泣きっ面にスズメバチ。正に悪手の連発です。
浅はかさ丸出しが世に横行すれば、美しい日本があっと言う間に頓挫したのも公式通りだったのかも知れません・・・。深さを求めずして根底から変わらない限り、総ては小手先の付け焼きに終わります。これが構造改革か!?
2008-09-15
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿