スペイン人はマジでやるのだと言うお話。もちろん今週も毎週の様に週間実話。一昨日日曜日の地元新聞の一面大見出し。
グラナダでは不景気が厳しさを増すに連れ、宝くじの売り上げが急上昇!!
最後の!!は筆者が付けたのだが、それにしても、筆者は別に予言者でも何でもないのに大当たりにも程がある(コルムナ330)。筆者の方が賞金を貰いたい位だ。ついでに小見出しは・・・。
これらの宝くじ(何種類もある)はロ-ンに喘ぐ多くの家庭にとって最後の命綱なのである
日本人なら庶民の夢と書くのだろうが、最後の命綱とはさすがは新聞記者も情熱のスペイン。その反面、ロ-ンに喘ぐ多くの家庭と冷静に真実を世に伝える使命は全うしている。
それにしても、愛は盲目と言うが、当る訳もないのに、抽選日まではクリスマスプレゼントをもらう子供みたいに心はずませるのだから、スペイン人の宝くじへの入れ込み方は全盲だ。そして、全盲の国民をハイリスクハイリタ-ンのバクチで騙して金を盆に載せて献上させるのだから、この国の政治家もまたワルだ。
因みに、グラナダ県全体として今年上半期に県民がこうした公営ギャンブルに使った総額は統計によれば6940万ユ-ロ(約108億円)!? これは前年度に比べて6.21%増しで、スペイン全国平均の2倍の上昇率とのこと。
一般的には言われない、南ほど貧しいくせにそれでも働くことを厭う南北問題の本性が活火山のマグマの如く噴き出している様でゆかしい。そう言えば先々週のロサンジェルス在住の日本人もスペインのクリスマスドリ-ムジャンボが20ユ-ロ(3350円)と聞いて、2ユ-ロの間違いじゃないのかと思わず絶句していたが、スペイン人にはさぞかし人間の器が小さいと見えることだろう。
若者をその行く道にふさわしく教育せよ。そうすれば、年老いてもそれから離れない。-----或る昔の偉い人
コルムナ330で『不況で金がなければ日本人はまだ“よし、働こう”と言う民族ですが、スペイン人は迷わず“よし、まずは宝くじで運試し”と言う思考回路に生まれついている連中が結構、いや、滅茶苦茶多い』と書きました。読者は『また、人を笑わせようとして大袈裟に~』と思ったかも知れませんが、ご覧の様にこれは誇張でも何でもなく等身大の真実なのです。
しかし!! 天の摂理は質実剛健です(同323&328)。
しかし!! パソコンにワ-ドのプログラムが入っていなければワ-ドが機能するはずがない様に、質実剛健と言うプログラムが入っていない人間は、悲しいかな質実剛健に振舞い様がないのです。
そして、正に三つ子の魂百まで。必要なプログラムは幼少期に入れてやらなければ後から入るものではありません。スペイン人の大半は・・・例え200年後に来ても変わっちゃいないでしょう。
日本人の命綱はどうでしょうか? 目が眩んで全盲の故にマジで銭ゲバ人生劇場を演じる連中がいることはいつの時代も避けられませんが、多くはないことを望みます。
2008-09-29
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