2008-09-08

309 良いタッチと良い音は右手各指の独立性から:総括(1) 09-09-2008(火)

 ギタ-を弾く人なら誰でも良い音を出したいはずです。それが大きい音ならなお更結構。確かに普段から音の大きいな人は小さな音も出せますが、普段から音の小さな人は急に言われても大きな音は出せません。そのためには皆良いタッチだと思い込んで弦に当る指の角度や深さ、爪の形を模索します。 
 つまり、多くのギタ-弾きにとってタッチとは弦に当る指の角度や深さ、爪の形だとの視野の狭い固定概念があります。ですから、音が小さければ、爪がすっきり抜けてくれなければ、音が汚ければ、スケールやアルペジオの速度が遅ければ、総て自動的にタッチが悪いと思い込んでしまう傾向にあります。
 そして、段々疲れて来ると音が小さくなるのは筋力が足らないからだ、もっと基礎練習を積もうと勝手に的外れな自己診断に至ります。
 読者の皆さん、良いタッチのためにはまずこの指先だけしか見ない悪循環の思考回路を断ち切ることです。
 そんなこと言ったってタッチが悪いから音も小さいし、弾いた後指先もすっきり抜けてくれないし、雑音も出るんじゃないんですか!!
 そのタッチの悪さは右手各指の独立性のなさから来ているのです。根本治療で行きましょう。

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