2008-11-03

343 女王様の思し召しじゃ 04-11-2008(火)

 昔はハプスブルグ家だったスペイン王家はナポレオン戦争以来現在に至るまでブルボン家。日本の天皇と同じく政治的権力は無いが、過去の戦争責任がないためか、いくら名前だけとは言え憲法上国王フアン・カルロス一世は三軍(かなり弱い)の総司令官で、旧ペセタからユ-ロになってもコインや紙幣、切手にもその肖像がふんだんに用いられている。そして、今年70歳のソフィア王妃はギリシャ国王のお血筋にあらせられるどころか王女そのもの。もっとも、ヨ-ロッパの王室はこの様にお互い親戚だらけらしい。そのソフィア女王の先週発したコメントが今週もまたスペインのニュ-スを賑わせている。
 夫婦とは男女の夫婦を夫婦と言うのです。
 その割にはスペインオカマレズ協会が嵐の如く抗議したとは今のところ報道されてはいないが、もはや男同士女同士が合法的に結婚出来るこの国では、憲法に照らし合わせればこれは明らかに違法発言であるが、それを一平民ではなく、いくら個人的意見とは言え女王様が公のインタビュ-でスペイン中に堂々と告知したことの方がむしろ議論を巻き起こしている。意外と賛成の同情票的意見の方が多い様でもある。

 私達は真理に逆らっては何も出来ず、真理のためなら何でも出来るのです。-----或る昔の偉い人 

 日本語情報センタ-の近くに携帯電話屋さんがあります。売り子のお姉さんは背が高くて美人で細面で細身でスタイル抜群。夏場はへそ出しブラウスなので、前屈みになると腰の入墨が丸見え!? しかも、並の大きさではない!? 余りのバカでかさに、最初見た時筆者はそう言う柄のブラウスかと見間違えたほどバカでかい入墨です。また、今日雇用者側も少々の入墨があろうがスペインではもう誰も気にしないご時世です。
 日本でも今後入墨や、耳だけではなく鼻や唇や眉へのピアスが徐々に市民権を得て行くことでしょう。スペインでは子供達や学生もこんな格好をして学校に行く連中が多くなって来ました。
 それとオカマ、女オカマに一体何の関係があるのか?
 大ありです。女王様の思し召しはともかく、天の思し召し、天の摂理に毒吐いて、過半数だからとそれを人間様が勝手に正当化合法化さえして悦に入って見得を切る・・・。どれもこれも見事な必殺丸出しパフォ-マンスであることには何の違いもありません(先週&先々週のコルムナ)。
 摂理には従うか毒吐くかのどちらかです。摂理に従うことに人目をはばかることはありません。

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