2009-02-09

331 小さいけど大きいのだ良いギタ-(3) 10-02-2009(火)

 それではどうしてあるギタ-は音量があっても音が団子状態で遠くまで届かず、あるギタ-は音が小さいのに音の分離が良い故に遠くまで分離して聞こえるのでしょうか?
 まず、ギタ-は合板ギタ-と単板ギタ-に大別出来ます。見た目その木100%を単板ギタ-と言い、安物家具と同じで、見た目の木は表面にシールの如く張ってあるだけなら合板ギタ-です。当然音の通りが違います。
 今日合板ギタ-でも音量は追求出来ていると言えます。しかし、手元では鳴っていても、離れるほど音が混じって釈然としません。安さもあり、これは仕方のないことです。
 それでは単板ギタ-なら皆音が綺麗に分離して等しく遠達力があるのでしょうか? 合板ギタ-に比べればそうだと言えますが、下を見ても仕方がありません。単板ギタ-の範囲内で考えてみましょう。
 まず、同じく単板ギタ-とは言え、手工ギタ-と量産ギタ-では音の味わいが違います。前者の方が後者より更に音の目鼻立ちがくっきり分離して遠くまで美人です(先週のコルムナ)。
 確かに職人の腕の違いもあるかも知れませんが、来週からはこの手工ギタ-と量産ギタ-の違いを比較しながら、更に良いギタ-についてコルムナして行きましょう。

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