2009-02-02

330 小さいけど大きいのだ良いギタ-(2) 03-02-2009(火)

 例え音は小さくても、一音一音分離してはっきり聞こえるギタ-はその透明感と遠達力故に音が大きいと聞こえるものです(先週のコルムナ)。
 どんな女性でも目と耳は2つ、鼻と口は1つづつですが、目鼻立ちがくっきりしているほど美人だと言えます。単に顔が大きいと言うだけでは美人がどうか分かりません。
 同様に、ただ単に音の大きなギタ-だと言うだけでは音が美人のギタ-とは断言出来ません。音もまた目鼻立ちがくっきりして、くっきり分離していれば、遠くから見ても美人は美人である様に、遠達力に優れた音質のある良いギタ-だと言えます。
 音が遠くまで届くのですから、素人考えで行けば音量が大きいと思うところですが、音量ではなく、各音がしっかり分離して音質があるから音が遠くまで聞こえるのです。
 単に大きな音が出ているだけのギタ-・・・。それはただ単に目と耳は2つ、鼻と口は1つづつありますよと言うだけの話で、それ以上は何もありません。それ以上は音質が伴わなければ話の続きはありません、音も遠くに届きません。例え音量があるので遠くで聞こえても、分離していなければ音は団子状態で耳にも心にも届きません。
 6本の弦から音が出ているのがギタ-の定義ではありません。良いギタ-かどうかはそこから先の話なのです。
 

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