しかし、聴けば聴くほどいい歌ですね(先々週のコルムナ)。影武者ギタ-の引き合いに出すには恐れ多いかも(先週のコルムナ)。続けましょう。
各部分を弟子に用意させ、それを師匠本人が組み立てるならまだ話は分かりますし、多くの歴史的名工達もおそらくそうして来たことでしょう。また、そんなことを一々購入者に言う製作家もいないでしょうが、仮にそう言われてもこの程度なら納得出来ます。しかし、問題は本人作年産14、5本の手工ギタ-どころか、100%他人の作品で本物はラベルとサインだけの有名製作家ラベルのスペイン製手工ギタ-が多数存在すると言う現実です。
確かに、工場製の量産ギタ-を仕入れて、自らのラベルを貼って大衆ギタ-として販売することは昔から有名製作家の工房でもされて来たことです。例えば筆者は相当古いホセ・ラミレスラベルのくるみギタ-を持っていますが、その雑な造りやヘッドの形からして当時の量産ギタ-であることは間違いありません。この様に比較的安価なギタ-なら話は分かりますが、相当高いギタ-まで全く他人任せとなると・・・。これこそ影武者ギターの定義とも言えます。
2010-03-01
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