2010-08-09

433 第三世界の構図(1) 10-08-2010(火)

 つい先週末中近東イスラムの国を中心に旅行している若い日本人旅行者がやって来ました。色々面白い話を聞きましたのでご紹介しましょう。
 まず、シリアでもヨルダンでも行く先々の国で相当数の男どもが昼間から仕事もしないでイスラム寺院で涼んで昼寝!? しかも、ちょっと大き目の寺院はク-ラ-が利いて、冷たい水も用意してあるとか。確かにこれに慣れたら横着三昧でしょう。暑い国でもあるし。これじゃあ500年後に来ても変わっちゃいないこと請け合いです。
 そんで、いつ仕事すんの? と言う意味不明の質問が次の瞬間浮かぶ様では読者も国際人としては青過ぎます。この際今週来週再来週と第三世界の構図を暴いてみましょう。
 まず、アラブの国に限らず、第三世界ならどこの国だろうが昼間から街に人がわんさかいます。オフィスの時間帯に街に人が少ないのは先進国だけなのです。それじゃあ、第三世界で産業も仕事も無いのでブラブラしているのか? と反射的に思ったとすれば読者も人が良過ぎます。海外ですぐに騙されるタイプの日本人ですね。青年海外協力隊で助けてあげ様とか思う読者など自ら揚げ足を高く揚げる様なもんです。
 このイスラム教徒達の様に仕事をしたくない連中が国民をやっているのが第三世界なのです。それどころか、仕事をしたら損だ、体に悪い・・・と思う以前に、仕事をするとは何か知らない連中が多いのです。

 自分の畑を耕す者は食料に飽き足り、虚しいものを追い求める者は貧しさに飽きる。-----或る昔の偉い人  

 昔中学高校の社会科の先生が南の暑い国は働かないとか言っていましたが、確かにそれもあるでしょう。筆者の住む南スペインもこのところ35~40度。確かに暑いし人が働く気温ではないのですが、だからと言って冬は心を入れ替えて働かないのがスペイン人。そして、一生働かないのが毎日イスラム寺院で昼寝をしているイスラム教徒!?
 気候もあるでしょうが、どうやら働くと言うプログラムが最初から入っていない様です。何故か? 続けてコルムナしてみましょう。

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