さて、今週からは中国製スペインギタ-の見分け方です。
つい数年前までは激安中国製スペインギタ-の見分け方は簡単でした。まず、激安しかありませんでしたので、激安ギタ-と言えば中国製と決め付けてもいいほど作りも一目瞭然雑の極みでした。
まず、一見して何とも言えないかなり安かろうかなり悪かろう感を感じさせる独特の雰囲気はさすがです。そして、良く見ればサウンドホ-ルのモザイク模様が何と紙!? 表面板と裏板の周囲の装飾線も紙!? 確かにこれらの部分は木だろうが紙だろうがギタ-自体の強度には無関係とは言え、ギタ-は木工製品と言う常識をいとも簡単に覆す徹底した中華風経費節減製作にはバカ負けです。
もっとも、この手の激安中国製スペインギタ-は文字通り安かろう悪かろうで、スペインでの小売価格はせいぜい日本円で1万円。一体原価は何ぼじゃと怒りを通り越して感心さえします。それでも内側のラベルはあたかもフェア-プレ-の精神に則り正々堂々とスペインのどこかのメ-カ-の名前が書いてあるのですから、やはり、中国製スペインギタ-冥利に尽きます。
ところが、ここ数年中国製スペインギタ-もかなり進歩して来ています。実際2年ほど前、あるスペインの工場で見せてもらったのですが、そう言われるまではその工場の製品だと筆者は思い込んだほど良く出来ていましたね。当初はどう仕様もなかった100円ショップの中国製品が近年良くなって来たこととも比較出来るでしょう。
確かにこれをやられたら、しかも、原産国非表示なら中国製スペインギタ-をスペインギタ-だと言われても見分けは付かないでしょう。
それでも何とか識別方法をコルムナしてみましょう。
2010-08-02
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