(1) (2) (3)とセラックニス手塗り手工ギターはガン(ピストル)吹き付けポリウレタン塗装の量産ギターとは音に格段の差が生じることをコルムナしました。
もしかすれば音量自体は音量測定器でも持って来て計れば大差はないかも知れませんが、音の抜け具合、音質、遠達力に明らかな違いが出て来ます。
同じ丼一杯の量でもインスタントラーメンと手打ちラーメンの違いと言えば分かり易いかも知れません。歯応え、風味、喉越しが違います。違いますが、料金も違います。料金も違いますが、まさか手打ちラーメンがインスタントラーメンの5倍もすると文句を言う消費者もいません。何故料金が違うか分かっているからです。
ところが、ギターのブランド名や材質の違いはともかく、相当上手い人まで塗装に関しては知らない以前に無感動無関心と言う奏者が圧倒的大多数なのではないかと見受けます。つまり、せっかく音質を極めるためにセラックニスを手塗で塗ったのに有り難味がない!?
そう言えば筆者が子供の頃、もう何の料理だったか忘れましたが、うちの母ちゃんの手料理をあっと言う間に一口で平らげたところ、『もっと味わって食べんかい!!』と言われたことがあります。
ま、確かにテレビのスイッチをOnにすればテレビは点きますが、我々はそこに至る細かいメカニズムは分かりません。そこに至る細かいメカニズムは分かりませんが、我々はテレビのスイッチをOnにすればテレビが点いて様々な番組が見れる恩恵に与っています。
同様に筆者が初めてセラックニスのギターを手にしたのはこちらで初めてスペインギターを買った21歳の時でしたが、それがセラックニスと言う音響効果の良いニスの塗装で、しかも幾重にも及ぶ手間隙のかかる手塗りだと知ったのは、恥ずかしながらそれから15年ほど経ってギタービジネスを始めてからでした。
長年食べて来たラーメン屋のスープが実は前の晩から煮込んだ手間隙かけたスープだから上手いことを長年知らなかった様なものです。
だからこそ知る価値、知らせる価値があるこのセラック手塗り塗装です。もう少し続けましょう。
2011-11-07
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