右手各指の独立性とは(左手も)各指間の相関関係を最小限に抑えることとも言えます。言い換えれば“右手も左手も使っている指以外は徹底的に休んでいること(同247)”ですが、それは最後は歌心に帰着することは結論として、実際にやってみましょう。
まず音階から。スケ-ルなら何でもいいですからアポヤンドによるimで弾いてみましょう。一音、例えばiで弾いたなら、その弾いたが故の手腕肩肘の筋肉や筋の緊張がなくなるまで待ちます。休みましょう。そして十分休んで筋肉や筋の緊張がなくなったら次に同様にmを弾き、更に続けてこの十分休む繰り返しで最後まで弾きます。
ただし、ここで腕や手の軸がぶれては何にもなりません。軸がぶれては強打にならないのは右手も左手も同じこと(同100&101&252)、スケールもアポヤンドもアルアイレもアルペジオもトレモロもラスゲアードも皆同じことです。また、軸がぶれるから指もぶれコントロールがつかず当りが浅く音が小さくなります。足腰がグラついているバッタ-と思えば分かりますね。そして、音が小さいから先生にもっと音を大きく弾きなさいと言われ、より力を込めて各指の独立性を失い、最後は我慢比べ大会みたいになってしまいます。
スケ-ルの場合軸をぶらさないためには一音一音をスタッカ-ト的に弾くことです、力を抜いて。こうすると一音一音が締まります。そして締まった音になっている時は軸もぶれずフォームも良くなっているものです。
2007-11-12
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