今週もまた先週に続き必殺丸出しパフォ-マンス実話。もっとも、良く考えればスペイン週間コルムナは毎週必殺丸出しパフォ-マンス実話な訳だが・・・。
少々の事件では驚かなくなってしまった極悪世紀末社会は日本もスペインも同じこと。しかし、先週は久々にスペイン中が口あんぐり。何曜日だったかは忘れたが、何と筆者の地元グラナダ市在住の16歳の少年がパパのクレジットカ-ドでネットギャンブル。こともあろうに短期間で48000ユ-ロ摩ってしまった(← こんな漢字だったのか)。いくら最近急激な円高ユ-ロ安とは言え、換算すれば約590万円。
息子も息子だが、パパもパパだ。日本が誇る天才バカボンのコンビを凌いでいる。この国では薄汚いヒッピ-を麻薬所持の現行犯で捕まえてみると、弁護士や建築士のパパからもらったVISAカ-ドを持っていることがたまにあるそうだが、ま、この類だろう。あるところにはあるもんだが、親もまたバカだ。
筆者は別に予言者ではないが、この事件を知らずに先週書いた『金は諸刃の剣です。持つべき人間が持たないと自らをも周囲の人間をも傷付けます。』の一句が的中し過ぎて清々しい。金さんの様に矢場のおみつに『当~り~』と言ってもらいたい位だ(← 何のことか分からない読者はお父さんに訊いてね)。
知恵の正しいことはその行いが証明する。-----或る昔の偉い人
スペインを訪れる日本人旅行者からたまに『スペイン人は家族仲がいいですね』と言われることがあります。見た目のベタベタだけで判断するとこの様に全く目測を誤りますが、スペインの離婚率は7割。数字は嘘を吐きません。そして、子供は明らかに過保護です(今の日本の子供達もそうかも知れませんが)。少なくとも筆者から見れば気味が悪いほど親は子供に飴だけ与えて、ムチは皆無です。親も金銭物質主義者が大半ですから、良かれと思って何でも買い与え、子供は義務とは何たるかを知らない、権利ばかり主張する旗本のバカ息子みたいなのが多くなります。そう言えば、以前日本の週刊誌で見ましたが、中国語で、一人っ子政策で甘やかされた子供を確か“小神”とか、そんな言い方がありませんでしたっけ? 正にそれです。まさかうちの良く出来た可愛い息子に限って・・・と、クレジットカ-ドの一枚を暗証番号と共に与えた・・・。ま、こんなとこでしょう。
しかし、筆者にはこのバカ息子の気持ちが分からないでもありません。実は筆者も学生時代スペインに来るためにしっかりバイトに明け暮れましたが、ある時期しっかりパチンコもやりました。負けても負けても次は勝てそうな気がして注ぎ込み、負けが込むとヤケになってもっと注ぎ込む悪循環。そして、性懲りも無くまた翌日も行ってしまう・・・。
知恵の正しいことはその行いが証明して白日の下に曝け出されます。今回の金融危機がそうだったりして!?
2008-10-27
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