今年の日本の世相は一字で『変』!? 今年も日本もスペインも変な一年だったのでこれは納得。変な事件が起きるのも、変な社会になったのも、変な人が増えたから!? なるほど言い当て妙だが、もっともっと変な年になる来年は一体どんな漢字を選べばいいのか!?
結局早い話が毎年行く年来る年去年の『偽』にしとけばいいのだ。毎年どんな漢字が選ばれ様が、所詮皆この偽の従兄弟はとこには違いないのだから。
もし、これがいい意味の漢字なら翌年生まれる赤ん坊の名前になって流行ったりもするのだろう。愛なら愛子、義なら義男・・・とか。しかし、毎年人間様の本質を衝いた様な否定的な漢字だけしか選ばれ様のない現実が日本社会の迷宮入り的閉塞感を良く表している。そして、経済も景気もそれ自体の表向きの数字ではなく、実は急激に変になって来ている日本人の質に大まかに比例している現状に一体どれだけの日本人が気付いているのだろう。
人が変わらなければ社会は変わらない。-----或る昔の偉い人
11年ほど前になるでしょうか。筆者は観光ガイド時代の最後の方に、ねずみ溝まがい商法で読者にも大いに聞き覚えのある、日本のある組織の総会の通訳に呼ばれました(於:マドリ-ド)。空港アシスタントや買物の手伝いなど簡単なことだけでしたが、ボス格のおばさんの宝石を散りばめた様なド派手な付け爪が印象に残っています。ある有名俳優(故人)の奥さんでしたが、他のガイド仲間と『ありゃ魔女の爪か!?』とか笑い合ったのを想い出します。しかし、最近こんな爪の若い日本人女性旅行者が多くなりましたね。まさか中高生もとは思いますが、まさかが通じない変な世の中です。
筆者は付け爪には大反対です。あれでは頭から私はギタ-を弾く気はありませんと言っているのと同じじゃないですか(筆者の収入源はスペインギタ-輸出)!? ましてや、魔女の爪で社会が良く変わるはずがないのです。
人生一事が万事、万事は一事です。いや、総てのことは突き詰めれば二事に分かれるとすれば、それは『真』と『偽』であり、人間も経済も景気も付け爪も総てがこのニ事の内どちらかに帰着すると言う一事に尽きます。そして、それは政治家や学校の先生や会社の上司の他人事ではなく、実は他でもない我々自身の問題であることに尽きます。
日本人もスペイン人も来年はどちらに尽き果てるか・・・。それは付け爪とギタ-人口に大まかに比例するのかも知れません。合掌・・・。
2008-12-15
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